男性の草食化？

「セックス嫌い」が倍増　若い男性、やはり草食化
こういう男性を貶める記事書いて、どこの誰かは分かりませんが、溜飲が下がればいいんですが、はっきり申し上げて、特定の人間を貶めるような行為は、国力の低下を招くと思いますよ。

以前から私は申し上げておりますが、草食化や草食男子なるものは存在しないんですよ。あるのは女性が肉じゃなくなっただけ。これだけです。

だいたいですよ。

１６～１９歳の男性の３分の１は、セックスに「関心がない」または「嫌悪している」との調査結果を、厚生労働省研究班が１２日公表した。２年前の調査から倍増した。
分担研究者の北村邦夫・日本家族計画協会クリニック所長は「若い男性の草食化を裏付ける結果だ」としている。

よくもまぁ国の研究機関に所属しておきながら、草食化などという俗語を使いますね。いくらなんでも酷過ぎる。
それに、比較調査が甘すぎます。2年前のデータを抽出して、数字の変化をあげつらったところで、統計学上の増加や減少など言えるシロモノじゃなりません。
この調査自体1970年代とかから継続していれば意味のあるものですが、こん調査ほとんどしてないところを見ると、上の世代が、現役世代を貶めたいがために準備された数字としか思えません。

そもそも、セックスに興味がないことを憂うとかどの口が言うのでしょうか？
コンビニに置かれるHな本は完全にビニールで閉じられ、コンドームは未成年に売れない、性そのものから徹底的に若者を遠ざけて、性教育は徹底的に本質をボカす。よくそれで言えたもんです。

いいじゃないんですか？どこの誰が望んだか知りませんが、少なくともカトリック原理主義系の団体は大喜びじゃないでしょうか？
米国共和党なら喜んでこういった青年の登場を喜ぶと思います。

今の10代の子供たちには、こういうくだらないレトリックは見向きもせず、ダブルスタンダードを突き進む日本のオトナ（嘲笑）を無視して、がんばってもらいたいところです。
性に興味がないなら、英語でも勉強して、海外に出たほうがいいよ。

とまぁ、「成人式前後になると、年長者の若者叩きが毎年毎年凝りずに起きるよなぁ」と考えながら書いてみました。