元不動産屋による不動産と不動産テックについてのお話

元不動産が考える不動産についての話を書いている。前職の記事もありますが気にしないスタイル

山口県光市の母子殺害と橋下氏の発言と弁護士会と…

「表現の自由、考えを改める」…橋下知事、神妙に謝罪 : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

今回私が思ったのは、橋下氏のことでもなく、弁護士のことでもなく、懲戒請求の是非でもなく、そもそもの訴えに関して。
私が覚えている限り、

橋下氏TVで「あの弁護団懲戒請求出来る」的発言

Youtubeでアップされる&2ch等でスレッドが立つ

アクセス急上昇で弁護士懲戒請求というシステムがあるということを一般市民は知る。

いろんな人がこういったことをブログに上げる。

懲戒請求まとめサイトができ、一気に世間で広まる ←ここ重要

そこで書かれた書式に合わせみんな一斉に懲戒請求

色々あって、裁判沙汰になる ←今ここ

私が特に記憶する限り、はっきり橋下氏の力なんて今回は恐ろしく微力ですよ。
今回たまたま橋下氏が言ったからって話ですが、各種掲示板には弁護士の方が腐るほどいます。
そういう人がちょろっと書き込めば、あっという間に同じことになっていたでしょう。

8000以上の懲戒請求が来たそうですが、こんなんメディアの力を借りても不可能です。
今回の最大の煽動者はまとめサイトを作った人」のはずです。

まとめサイトが最大の煽動者である理由はただ一点。

懲戒請求の為のテンプレートを作って、簡略化したから。

これで、究極に懲戒請求が楽になったんですね。
だから橋下氏に訴訟起こす暇があったら、まとめサイトを作った人とYoutubeに映像をアップした人を訴えた方が世間的に整合性が取れると思うのですが、弁護士団の方は如何様に考えていらっしゃるでしょうか?

さて、最後にツッコミ

"今枝仁弁護士は判決後、広島市内で記者会見し、「十分な調査をせずに懲戒請求することが違法だと確認された画期的な判決」と述べた。"

弁護士法第58条2にこうあります。

"弁護士会は、所属の弁護士又は弁護士法人について、懲戒の事由があると思料するとき又は前項の請求があつたときは、懲戒の手続に付し、綱紀委員会に事案の調査をさせなければならない。"

つまり懲戒請求した人が「十分な調査」をするわけではなく、弁護士会が調査するもんなんですけど…