元不動産屋による不動産と不動産テックについてのお話

元不動産が考える不動産についての話を書いている。前職の記事もありますが気にしないスタイル

マンションは所有権売買ではなくなる?

国交省/共同住宅-所有・利用の分離方式検討/初期コスト減、管理も容易


マンションに限らず住宅のほとんどは、自分の居室(例えば303号室、もしくは家一棟など)の部分の所有権を売買していますが、マンションに関しては所有権売買はなくなりそうです。

そこには、利用権という新しい概念が生まれそうです。

利用権とは、住宅を供給する事業者が土地と建物を所有し、居住者は、建物のスケルトンとインフィルについて一定期間自由に利用できる権利(建物利用権)を購入するという方法。

なぜこのような方法を取るのかというと、

現在の分譲マンションでは、維持管理に無関心な所有者が増えて管理組合が機能しなくなったり、適切な維持管理が行われなくなったりするケースが少なくないとされる。

確かに、マンションの資産価値における管理組合そのものや管理状況というものは大きな位置づけですからね。
一方では、以前の核家族化だけでなく現在は、単身若年層の増加。及び高齢単身者の増加など、1棟における住民が多角化してしまい、マンション内ですらコミュニケーションが図れないと…

分譲会社からすると、マンションブランドの維持の為にも専任の専門会社で請け負ってもらう事で、コミュニケーションも図りやすいですし、Win-Winの関係になるのではないでしょうか?