元不動産屋による不動産と不動産テックについてのお話

元不動産が考える不動産についての話を書いている。前職の記事もありますが気にしないスタイル

相変わらずソーシャル・ネットワーク活用の営業が電話してきます。

ブームは去ったでしょうが!!!!!!

ということでね。現実は、ブームというかなんというか、安定的インフラになってきたSNSですが、相変わらず引き合いが多いんですよね。

こと、不動産業界においては。

まぁWeb担という仕事も金の無駄と思っている。Webサイトは作れば、それで成果が上がる。そう思う会社さんも多いですからね。なかなかどうして騙されるわけですよ。

だから弊社に営業電話が掛かってくるわけですがね。
私は思うわけです。


「自分のfacebookを見なおして、過去1年以内に友達で「家探しなう」とか「ただいま内見中なう」とか投稿している人を見つけられた人の話だけ聞きます」とね。


いない。全くいないです。

自分、不動産屋ですけど、友人がいざ買う時になったら相談受けませんからね。
別に気にしませんけど。

いや、これは別に普通のことで、昔から売却は周辺に知られたくない。会社の人には知られたくないので、会社に電話はやめて欲しい。とか結構当たり前にある話なんです。

だからSNSと不動産の相性って日本においては悪いんですよ。
全部終わった後ですよ。

「引っ越したなう(片付けも済んでない部屋の写真とともに)」

という投稿だけです。

それもこれも全部一国一城の主信仰だからなんですよ。
一生に一回だからヒエラルキーが生まれる。
一生に一回だから値踏みされる。
一生に一回だから…

これをなんとかしない限りどうにもこうにもいかないわけです。

頻繁に引っ越すようになれば、別にそれはライフステージの単なる変化なんで、結婚だったり出産だったり子の独立だったり、そういうことに集約されるので、家を買うこと自体に何も生まれません。

でも、一生に一回だと、その人の全てを表してしまうので、なかなか明かせないんですよ。

こういうことを変えない限り、SNS活用はできないなぁと思っています。

上司が家を買うことについて全部公開していた。みたいな状況をお知りの方は私に情報をください。
後学のために勉強させていただきたいと思います。